2018/9/29

人生は孤独で恐ろしくて不確かで偶然で何も分からなくて、でも美しくて奇跡で。この遥かに長い地球のほんの僅かな時間に僕らは生まれてそして消えていく。でも人間として生まれてきたらそのルールに従わなければ一瞬で朽ちる。精神的にも肉体的にも。人間がただ我儘に作ったルールでありながら精神までも壊れてしまう。不思議なものでこんな一瞬の儚い生命でありながら精神の崩壊というさらにそれを蝕む厄介なものがいて、そう考えると、宇宙の流れの中の人間の持ったこの一瞬の精神が、厄介でありながら美しさを感じる。人間にとって精神が全てであり、それがその人の人生の良し悪しを決める。地球の歴史のほんの一瞬のその人の歴史を、その人の精神が。宇宙の歴史にはなんら影響を与えないその精神が。訳が分からない。分からなくていいはずの事を考えてしまえる頭脳を持った人間の罪。未来を予測し備えるための頭脳が一歩視点を変えると、天文学的スケールの世界が広がり止まらない。