Entries from 2022-02-01 to 1 month

季節の変わり目

花粉が飛び始める頃、ワクワクと掴みどころの無い寂しさがむずむずとした情緒をもたらす。 一つのことに集中できる時期だが、その後は夢現の中に籠る。 暖かいのにチルいというのはどういうことだろうか。 センチメントが柔らかく緩やかに開くこの時期に僕は…

反実仮想

どうしても反実仮想の思考にならざるを得ない。コロナが無ければ、どれだけ多くの人々が国境を越えて交流していたのか。お互いの顔をしっかりと認識しながら、異なる生活様式や文化を確かめ合う。

飛鳥という地

せめて一日だけ、現代から離れた場所に行きたいと思った。小学校の教科書で習った記憶。敢えて悠長な各駅停車に乗り、ただ朧げに揺られる。子供は車窓から霞む平野を眺め、いつのまにか微睡む。全く時間というものを忘れ、無限で悠久な日の明かりがあるのみ…