本と歩く事

私は定期的に過去に読んだ本を読み返したくなる。その本を通して自分の変化、成長を楽しむのである。そしてまた本の表紙に目を通し今の自分の興味、立場を把握するのである。自分と向き合い、比較させるのである。

結局のところ、この世の中の因果関係は理解できても、その根本は一人一人違うのである。


今もそうだが、考え事をしながら歩く。目の前の事は全く見えていない。完全に1人の思考、というよりはもっと感覚的な世界に入り込むのである。幼い頃、歯を磨きながらいつも部屋を歩っていた。あの時の自分は何を考えていたのだろう。何1つとして覚えていない。ただ覚えているのは、歩いていた事だけだ。