マズローの自己実現理論

みなさんはマズローという人の名前を耳にした事がありますか?マズローとは人間の欲求を5段階の階層で理論化したアメリカの偉大な心理学者です。簡単にこの理論を説明すると、人間は、生理的欲求→安全欲求→愛と所属欲求→承認欲求→自己実現欲求と、順番に欲していくというものです。自分は何がしたいのかと考える時にこの理論の欲求段階で考えると今自分はどのような状況なのかが掴みやすくなります。僕自身がどこに当てはまるのか考えてみると、自己実現欲求が強いように感じます。 自己実現欲求とは具体的に、自分の持つ能力や可能性を最大限に発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければいけないという欲求です。誰しも自分に合った得意な事を最大限に生かして生きたいですよね。ただ、ここで自分の中でモヤモヤするのは、今自分が表現したいという欲求が実はその下の承認欲求、もしくは愛と所属の欲求なのでは無いかという事です。自分は、自分で自分の事を否定しがちで劣等感を感じる事が多々あります。それは、自分の中では志高くやっているつもりでも、友達にもプライドが高いとか理想が高すぎるとか言われる事がよくあり、それでいて多々劣等感を感じるこのどうしようもない状況は一体何なのかといつも悩んでいました。そしてじっくり考えてみた時に、自分の現実と理想がかけ離れすぎていたと気付くようになりました。誰しも理想を持つ事は良い事だとは思いますが、それがあまりにも現実とかけ離れていて、しかもそれに自分が気づいていないとなると、永遠に自分を認めるという事は不可能で、自分を否定したり、他人に劣等感を感じるようになってしまいます。自分は頭の中で思い浮かべる理想の姿を浮かべ、アウトプットしていなかったので、中々気づけませんでした。そしてその現実と理想のギャップにまだ納得していないから何かで表現したくなっているのかもしれません。子供が駄々をこねているように。この5つの欲求を、下4つの欲求を欠乏欲求、自己実現欲求を存在欲求とに分ける事が出来ますが、何か物足りなさを感じているのが欠乏欲求なのか存在欲求なのか、見極める事はとても重要な事だと思います。現実の自分の姿を客観的に捉える事が如何に大切か、それでいながら如何に難しいかと改めて感じさせられます。また、何かしら欠乏欲求を満たしていなくてもそれを超える自己実現欲求があればこの通りにならない事は当然あります。これは1つの理論に過ぎませんからね。


何か気づいた事、考えた事があればフィードバックやコメントを、媒体は何でもいいのでくれると嬉しいです。ではまた。

f:id:ShokaWorld:20190524064254j:plain