美容師の方との会話

今日はパリのChoki Chokiという美容室で髪をカットしてもらいました。1回のカットで28ユーロとパリにしては手頃な価格でした。そんな美容室の美容師さんとの会話の中で、かっこいいなと感じた話があったので書き残す事にします。彼は京都の伏見出身で小さい頃から夢見る少年だったそうです。彼は最初サッカー選手になる事を夢みて南米サッカー留学を考えていました。そのため、中学では南米に話す人が多いスペイン語の講座を受けていました。しかし彼は様々な理由からサッカーで生計を立てる事を諦める事になります。次に彼が考えたのが今年で22年になる美容師という職でした。彼の中には何かものづくりがしたいというイメージが頭の片隅にあったそうです。それは彼が言うには、幼い頃から京都で美しいものに囲まれていたからだと。しかしもの作りと言ってもなかなか厳しい世界。そんな中で彼が選択したのが美容師でした。彼は、周りが高校に進学する中、1人で美容師の専門学校に進学します。この時弱冠15歳。彼の精神は既に自立していました。そして彼は卒業後美容師として働き始めます。始めは若さ故に社会から冷たい目で見られ、自分の年齢をわざと偽って言ったりした事もあったそうです。でもあのような経験が自分を成長させてくれたと彼は言います。そんな経験を経て彼は今フランスで美容師として働いています。その前はロンドンで働いていたそうです。彼は。「自分の職に誇りを持ち、楽しく日々成長を感じながら仕事をしている。君にも本当にオススメするよ」と語っていました。

たまに人に自分の職のことを、「この仕事にはつかない方がいいよ〜。」などと言う人がいますが、それは自分の職に誇りを持っておらず、自分のしていることを否定していることに繋がります。自分のしている事に誇りを持ち、人に心から薦める事が出来る彼の精神は見習うべきものが多い気がします。

 

日記みたいになりました。ではまた。

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