消防学校(2018.9)

とてつもない迫力を体で感じた。人間って集合するとあんなにもエネルギーを放てるんだなぁ。一人一人の熱気、感情、集中、スピード感。自分がぼけっとしている間に彼らは自分の役割を果たし、そして、他者を待つ。毎日の厳しい訓練を体現していた。自分の友がああやって消防服を着て、成長した姿を見せてくれてくれて本当に感動した。内側から熱くなる感覚。彼が消防学校に入ってから、卒業するまで、自分にとっては本当にあっという間だったり同じ時間を過ごしながらこんなにも違うものなのか。この半年頑張った彼を賞賛、尊敬すると共に、これから自分も頑張る勇気がもらえた気がする。幼馴染の成長を見れて心から喜べた自分を少しうれしくもおもう。またそれと同時に、幼馴染のいつもと違う顔を見ることに照れ臭さも感じた。照れくさすぎて会いたくないとも思った。ワクワクと、ゾクゾクと、照れくささと、感動と、嬉しさと、誇らしさと。プラスの感情しかなかった。

 

写真を撮れなかったのが心残りだが、まだ自分には一緒に撮るには早い。将来仕事についた時、一緒に制服を着て撮りたい。

 

彼らは人助けを目的とし、自分の気の緩みなど許されない。それが人の命に関わる。常にそれを意識しての訓練は人並みならないものを感じる。自分にそんなことはできないように思う。すごい。また、指揮官の言うことを絶対にし、自分の声はしっかり届かせる。それは現場で混乱したり、意思疎通がきちんと取れるようにであり、それらのミスは全て、患者、自分、強いては仲間までも命の危機に晒す。そんな精神状態の中、彼らは家族のために帰る。絶対に帰ると誓う。なんと美しいものだろう。常に命の危機を感じているからこそ、家族の大切さ、命の大切さを感じ、毎日活き活きと生きられる。彼らの決して消えない炎が僕には見えた。