冬の5限

最後の授業は17時10分から始まる。しかも4限と5限の間で休憩時間は10分しかない。西キャンパスから東キャンパスまで移動しなきゃいけない日など移動だけでその時間が終わってしまう。急いで生協に行って、チョコレートを買って栄養補給をする。あたりはすでに暗くなってきている。そこから最後の授業に力を振り絞る。頭がもう回らなくなっていて、寝てしまったり。そんな思い出が残るのが大学生活だと思う。友人と一緒に何かに取り組んだり、授業を一緒に受けたり。終わった後にまた明日ねと言うそのもどかしさ、寂しさが冬の寒さとあいまって、心に記憶される。

それが無い今の大学生活はやはりどこか物足りない。大学は勉強のためだけでは決してない。